こんにちは。音楽を愛する旅人・Fumikoです。私が海外に行くきっかけはすべて音楽で、純粋な旅とはちょっと違うかもしれませんが、旅先で出会った音楽にまつわる素敵な体験をご紹介します。
心奪われて人生が変わる
私の人生をがらりと変えたのは、20歳のときに訪れたドイツのある光景でした。音楽大学を出て、いずれは「音楽を教える先生」として安定した生活を送っていく。そんな人生設計をしていたのですが、ミュンヘンの街中で見た景色に心を奪われて、まったく気持ちが変わってしまったんです。
そこでは生活の中に音楽が溢れていました。街中でバイオリンやサックスの演奏を楽しんでいる
人を目にして、そのエネルギーを感じたとき、私も「一生、プレーヤーでいたい」と感じたんです。
その体験を機に人生観も、性格も変わりました。良い意味でも悪い意味でも大胆になったというか(笑)友人たちからも「ドイツに行って変わったよね」とよく言われます。
憧れの音楽家の生家へ
大学時代に、一カ月弱くらいドイツとオーストリアに滞在していました。そこで衝撃だったのは、オーストリアのザルツブルク。そう、あの偉大な音楽家・モーツアルトが生まれた場所です。
少年時代に使っていたバイオリンや楽譜が置いてあり、生家の中を見学できます。私はちょうどモーツアルトを勉強していた時期なので大興奮です。あれは感動しましたね。それも、観光スポットとして存在するわけじゃなく、街中にぽつんと「モーツアルトの生家」として家があるんです。驚きました。
音楽の視点から建物を見てみると・・・・・・
ドイツではミュンヘンの大聖堂へ行って、ロシア語のオペラを観ました。そこで実感したことなんですが、建物によって音って変わるんです。だから、声の出し方も違う。オペラでは「その空間に合った声を出してください」とよく言われるんです。それをまさに体感したのがここでの体験でした。
日本では木を基調とした舞台や音楽堂が多く、ヨーロッパは煉瓦や土で建物が造られた場所が多い。そもそもの造りが違うので声の出し方も変えなくてはいけないんです。国によって建物の造り方が違って、音が変わること。これは音楽を通して見るから分かる海外の楽しみ方なんだなと思いました。
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