思いがけないトラブルに遭っても
「計画を立てないこと」をルールに旅を続けるしおりーぬです。私の旅はいつも、その場の思いつきではじまります。初めての土地を歩くと、危ない目にあったり予想外のトラブルに巻き込まれたりすることもしばしば。しかし、そんなピンチに陥ったときにも、いつも「人の温もり」を感じていました。
到着してすぐ訪れた素敵な旅の予感
特に印象的に覚えているのが、アメリカへの旅行です。到着してすぐロサンゼルスの街で見かけたバスは車体がものすごく揺れていました。何事かと思って近寄って見てみると、バスの中でたくさん乗客が楽しそうに踊っていたのです。まるでミュージカルのような日本では考えられないその光景を見たとき、「キラキラしていてカッコイイ!」と、目が釘付けになりました。あの高揚感は今も忘れられません。
ひとり飛び込んだディズニーランド
現地で「カリフォルニアのディズニーランド・パークが今年で60 周年だ」と聞いた私は、記念のパレードが見たいと思い、急遽カリフォルニアへ向かいました。しかし、案の定パレードを見る座席は満席。チケットもありません。
途方に暮れていると、ひとりのキャストさんに「内緒だよ、こっちにおいで」と声をかけられ、パレードを真正面から眺められる、おそらくかなり高そうな席に誘導してくれたのです。“たった一人で海外のディズニーランド”という、大胆な挑戦も「人の温もり」に助けられて素敵な思い出になりました。
そうだ、野球を観に行こう!
アメリカ旅を締めくくるつもりで訪れたグランド・キャニオンでも、いつもの思いつきは止まりません。次の目的地は、私が好きなスポーツ・野球を観戦できるスタジアムに決めました。その日はポストシーズン(チャンピオン決定戦)で、しかも先発が、、、当時、有名だった日本人選手だということを知り「行かなきゃ!」と思ったのですが、またもやチケットがなく困ってしまいます。しかし、些細なことから現地の人と意気投合し、試合を楽しく観戦できました。
無計画だからこそ出会えたものたち
アメリカは、フランスを訪れた時以上に私の無計画さを炸裂できた場所でした。困ったこともたくさんありましたが、時間が経てばいい思い出です。むしろ、計画していないからこそ行けた場所や見ることができた景色、出会えた人など、得たものの方が大きかった。旅を通して私が感じたのは、「笑ってさえいれば、なんとかなる」ということです。笑顔で楽しんでいれば、必ず誰かが手を貸してくれます。
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