刺激と情熱に溢れる街、パリの魅力を想像する

こんにちは。オペラ歌手のFumikoです。

前回のオーストリア編に続いて、今回はフランスのパリについてお話します。私はまだ行ったことがないのですが、パリは芸術の都と言われるだけあって、オペラに限らずミュージカルなど多くの作品で、必ず一度は舞台になっている街です。 
前回お話したミュージカル映画の舞台はオーストリアでしたが、パリが舞台になっている作品もたくさんあります。例えば、ミュージカルや舞台にもなっている小説『レ・ミゼラブル』や、プッチーニが作曲したオペラ『ラ・ボエーム』が有名です。

民衆と街の熱気が生むパリの躍動感

『レ・ミゼラブル』は、血気盛んな民衆が社会を変えようと立ち上がるお話です。綺麗な町並みをバックに人々が争っている姿を見ていると、パリという街はよほど刺激的なんだと感じました。実際に行けば、パリの街に溢れるエネルギーで心が掻き立てられるのかなと思い、行ける日が待ち遠しいです。

Fumikoおすすめ映画「レ・ミゼラブル」
created by Rinker

華やかさとは対照的な男女の群像劇

『ラ・ボエーム』は、若者の恋愛模様や男同士の友情を描いたお話で、その舞台もパリです。カルチェラタンという学生街に住んでいる4人の男の子が主人公のお話です。同じアパートに住んでいる女の子との恋愛模様など、人物それぞれの日常が描かれた群像劇なので、『レ・ミゼラブル』とはまた違ったパリの一面が見られます。

Fumikoおすすめ映画『ラ・ボエーム』
created by Rinker

どちらの作品も時代的にはフランス革命と近く、登場人物の多くが10代から20代前半の若い男女が起こす数々の事件が描かれています。彼らの情熱や日常が繰り広げられるパリという街は、どれほど刺激的だったのかを想像しながら、実際に訪れてその雰囲気を肌で感じたいと旅への思いを強くする日々です。

オペラで描かれるのは、正解のない楽しみと無限の想像力

パリが舞台となった作品では、使われている楽曲もとても情熱的かつエネルギッシュなので、作曲家や作詞家が生まれた地に行ってみたいと思われる方は多いと思います。ただ、個人的にはそうした特定の場所よりも、オペラの舞台となっている場所の方が気になります。

映画やミュージカルと違って、オペラではロケ地がないので、作品に登場する場所に正解はありません。例えば、「カルチェラタンにあるカフェの一角」ということしか分からないので、想像次第では作品の世界を無限に広げていくことができます。

今はなかなか海外にも行けませんが、落ち着いたらパリは一番はじめに行きたい場所です。

次回は、日本のクラシックについてお話しします。お楽しみに!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です