世界2/3周で出会ったイランの思い出

人生リセットの旅人、みいです。

私が忘れられない旅行先はイランです。街を歩いていても世界的な大手チェーン店は見当たらず、日本では見られないエキゾチックな景色が広がっています。それに現地の人が親切なんです。あるとき、道に迷って通りがかりの人に聞いたらバスに乗るまで一緒について来てくれました。そこで、バスに乗っている人に「○○まで行きたいらしいから、このバス停で降ろしてあげて」と私を託してくれたんです。そうやってバトンリレーのようにして、結局目的地に着くまでずっと誰かが案内してくれました。

イランには世界を2/3周してる中で訪れましたが、宿泊先まで面倒を見てもらったこともあるんです。観光地を歩いている時に出会った方が知人の家族を紹介してくださり、二泊も泊めてくれたんです。更にその家族が別の町に住んでいる親戚の家を紹介してくれて、そこには3泊いたかな。行く予定ではなかった町でしたが、偶然の出会いに乗っかたおかげでとても楽しい思い出ができました。

旅は再起動するための手段

英語はなんとなく分かる程度ですが、それ以外の言語はまったく話せません。でも、言葉が分からない国でもうまく旅ができる方法があります。それは、現地の子供を手なずけること(笑)。「手なずける」というと聞こえが良くありませんが、子供たちとだったら言語が通じなくてもすぐに仲良くなれる。この知恵を使って助けられたことも何度もありました。

ネパールからインドに移動するとき、私と別に1組の家族しか乗っていないような早朝のローカルバスに乗ってしまったんです。お昼を過ぎたあたりから、これは明らかにバスのペースが遅いということに気づいたので、積極的にその家族と仲良くすることにしたんです(笑)。まずは子供たちに折り鶴を教えてあげて仲良くなりました。そうこうしているうちに、案の定インドに着いたのが夜中の11時。そして親切なその家族は「もう遅いからうちに泊まっていきなよ」と誘ってくれたんです。

その他にも、道端で遊んでいる子供たちと仲良くなって自宅に招いてもらえたこともあります。仕事柄、海外へ行ったときにも現地の建物が気になって、特に一般家庭の様子が見たくなるんです。なかなか初対面の人を家に入れてくれることなんてないと思うんですが、子供たちのおかげでそれが叶いました。

私が長期の旅に出ようと思うきっかけはいつも、失恋したり、仕事で行き詰まっていたり、何か現状を変えたいと思ったとき。

旅に出る前のことは完全に忘れて、旅の楽しかった思い出だけを持って帰る。マイナスなことはすべて忘れて、プラスになった自分とともに帰ってくるんです。そうして、すべてをリセットして新しい毎日をスタートできる。私にとって旅は「再起動の手段」なんです。

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