プレゼントにもらったワイングラス
もともと食器好きな私は、友人が立ち上げた通販サイトの食器のページを見ながら「このワイングラス良いな〜」と言ったのを後輩が聞いてくれていたみたいで…。
なんと!誕生日プレゼントに!!
いかがでしょう?!
九谷焼とワイングラス
本日ご紹介するのは九谷焼のワイングラス!
頂いたのは9年前ですが今でも自宅で愛用しています。
九谷焼は石川県で生産される350年の歴史ある焼物で、花鳥山水などの大胆な絵画を「呉須 (ごす) 」とよばれる黒色の顔料で線を描き、緑、黄、赤、紫、紺青の五彩で美しく施されるのが特徴です。江戸時代初期に加賀の大聖寺藩初代藩主で茶人であった前田利治が九谷村で陶石が発見されたことを機に始まりました。普段使いは、もちろん華やかな絵柄は晴れの日を彩る器として記念品や贈り物としても使われる日本を代表する磁器。「JAPAN KUTANI」 として海外でも注目されています。伝統的な柄から、モダンで可愛らしい柄、最近ではアニメキャラクターとのコラボしたものまで。
個人的には、この青色の点を並べる技法を使った青粒が好き。
どうしても取り扱いたくて金沢へ
“世界を旅して出会った雑貨屋さん”をはじめるにあたって、この「ワイングラス」は是非、紹介したいと思い金沢へ行くことに。
私は桃山時代に秀吉や利休を魅了したと言われる絵師長谷川等伯が好きで、等伯の出身地でもある石川県に行くことは楽しみでした。
お昼12時頃に博多発の新幹線に乗り、新大阪で特急サンダーバードに乗り換え。大阪では、たこ焼きを食べなければならない気がして駅内のフードコートにて間食を。(笑)
電車の窓から初めてみた琵琶湖は穏やかな海みたいでした。途中、40分の緊急停車もあり金沢に到着したのは18時半頃。
ホテルは駅前でラッキー♪
その日は、金沢の美味しいものを食べようと思い繁華街の片町をウロウロ。
なかなか店を決められないでいたところ加賀野菜や加賀の魚がある居酒屋に入りました。
一番美味しかったのはノドグロの塩焼き!
とても美味しそうだったので運ばれてきてすぐに食べてしまい写真を撮りそこねてしまった(笑)。
お店おすすめの能登黒岩のもずくの酢の物は、普段食べているもずくだと思って食べたら驚くほどコリコリ。金沢の美味しいに触れたひとときでした。
鏑木ワイングラスができるまで
翌日は、いよいよ「ワイングラス」が作られている鏑木商舗さんへ。
武家屋敷の中にお店があり、とうとう来たぞ!と胸が高鳴る。
鏑木さんにワイングラスについて教えて頂きました。
グラスと焼き物を溶接することが難しく何度も試行錯誤して完成したのがこの「鏑木ワイングラス」だそう。できたものに満足せず、今もワイン好きに認められるワイングラスを目指している。ワイングラスの脚は細くスラッとしていて軽いものが美しいとされている。しかし、食卓で飲み物を手前に置くことの多い日本人は手が当たって倒したり落としたりしてしまうことが多いらしい。言われてみれば、確かに透明で細いワイングラスを食卓に置くのにひやっとした経験は少なくないなあ。鮮やかなデザイン、持ちごたえと存在感のある脚「鏑木ワイングラス」は日本人のためにあるワイングラスである。
工房と店頭も見学させて頂いて、この素晴らしいワイングラスをお届けしたいっ!とより一層感じ、柄と形を選びました。
みなさんも是非、日本と欧州を融合したこのワイングラスで歴史を感じながらより深いワインを楽しんでみてください。
その後、別件の打ち合わせでそのまま大阪へ。
大阪では頂鯛(いただきたい)という名前から素敵なお店でおいしいワインを飲みました。
料理もユニークでケーキの形をした肉じゃがには驚いた!(笑)
大阪に行かれた際には立ち寄ってみてはいかが。
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