ドイツを拠点に各地を旅する

こんにちは。出会いを求めるトラベラー・せりかいです。
ソーセージやビールで有名なドイツ。私はこの国に住みながら日本人観光客の方へのガイドや通訳、ツアーコーディネートとして働いています。お休みの日はゆったり過ごすのが好きで、ヨガを楽しんだり近くの森を友人と喋りながら散歩したりしています。

　これまでドイツだけでなくイタリアやフランス、イギリスなどのヨーロッパ諸国をはじめ、ニューヨークやメキシコ、オーストラリアなどたくさんの国を旅してきました。私がこうして世界中を巡る理由。それは、旅先での「出会い」です。たとえば、オーストラリアのエアーズ・ロックに行ったとき、夕日を6時間ぐらいかけて眺めていました。
　6時間も眺めていると気温も下がってきて、周囲にいる人と「寒いね」と言葉を交わしてその場の空気を共有したり、「サソリが出るかもしれないよ」と言われて怖くなったり。そういった一つひとつの出来事が思い出になっていきます。

家族と過ごすかけがえのない時間

　昔から世界の先住民族や伝統的な文化に興味がありました。なかでもハワイが好きです。ワイキキをはじめ、アメリカと日本の文化がミックスされている場所でもあり、反対に伝統的な文化が残り続けているスピリチュアルな部分もあります。伝統的な踊りのフラダンス一つとっても、一般的に教え継がれているものと先祖代々受け継いでいるものでは教え方も違っています。こうした文化との「出会い」も旅の魅力の一つです。

　仕事が忙しくて疲れたとき、人間関係が嫌になったとき、長い冬のなかで天気が暗い日が続いてくると旅に出たいなと思います。ドイツは世界でも有給休暇の取りやすい国の一つでもあるので夏と冬に2、3週間の休みをとって旅に出ます。

　旅先では携帯電話の電源を切ってインターネットに触れない時間をつくっています。こうしてデジタルツールから離れて自然に囲まれながら美味しいものを食べてお酒を飲んで、夜になったら星を眺める。家族との時間もしっかり取れるので、普段はできないような夫婦の会話を生まれるし、子どもと思いっきり遊ぶ余裕もつくれます。日常生活から離れ、大切な家族と時間を過ごせるのが旅の醍醐味です。