世界2/3周で出会ったジョージア・トルコの思い出

ジョージアの風景

世界2/3周の旅、その中で訪れた国のひとつがジョージアです。この国で特に印象に残っているのは、その現実離れした風景。首都トビリシには重厚なヨーロッパの雰囲気を模して造られた建物が並び、この街自体がひとつのテーマパークなんじゃないかと思わせるような光景が広がっていました。また、メスティアという村の景色も忘れられません。特に美術館の窓からの眺めは絵画のようで、ここに窓を作った人の気持ちが理解できると思えるほど圧巻の風景でした。

意外な歴史を持つ塔

そんなメスティアで特徴的なのが、各家に建てられた石づくりの塔です。私がこの村を訪れたのも、珍しくて可愛い塔を実際に自分の目で見たかったからなのですが、なんとこの塔は「復讐の塔」と呼ばれ、少し怖い歴史を持つ建物でした。昔、この地域で仕返しとして人を殺すことが許されていた時代、その復讐から逃れようとした人たちが立てこもるために築いたのが、この「復讐の塔」だったらしいのです。暗い歴史を持ってはいますが、私がもう一度行きたいと思う数少ない場所のひとつになるほど、景色としては美しい村でした。

ヒッチハイクに挑戦!

ジョージアの次はトルコを訪れました。私の個人的な意見ではありますが、この国はヒッチハイクに最適な国です。止まってくれない人たちも車の中からジェスチャーで応援してくれたり、乗せられなくてごめんねというリアクションをしてくれたりして、車が捕まらなくても楽しめます。
 車に乗せてくれた人たちも結構な確率でごはんやお茶をごちそうしてくれて、中には家に泊めてくれた家族もいました。この一家のお父さんが「最近気分が沈みがちだったんだけど、君の姿を見てなぜか自分までうれしくなったから乗せてあげることにしたんだ」と言ってくれたのを覚えています。そんな理由でここまでしてくれたのかと驚きました。この国の人たちの優しさをこれほど感じられたのも、ヒッチハイクのおかげです。 

旅をしていると、図らずも人に助けてもらうことがあります。
私が旅に出るのは、そんな人の温かさや優しさに触れたくなるからかもしれません。

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